“秋”の沖島      H29年版

 “地蔵盆”が過ぎ、わかさぎ漁が始まると、そろそろ秋の気配を感じ始めます。
 沖島の秋は湖の恵み・山の恵みと、まさに
“実りの秋”です。また秋祭り等の行事が行われ、様々な恵みに感謝をする季節でもあります。
 そんな“秋の沖島” に足を運んでみませんか・・・♪



 平成29年・秋の話題
 秋祭りも終わって、沖島も秋の気配が深まり・・・今年も静かな秋を迎えています。10月中旬頃から肌寒さが感じられるようになり、漁に出る時もヤッケ(防寒着)が必要になってきました。
 紅葉もこの気温の変化の様子から、例年と同様、対岸よりやや遅めに始まり11月中旬頃から見頃を迎えるのではないでしょうか…♪
 そんな静かな秋を迎えた沖島から、秋の話題をいくつかお届けします。

 今年も“わかさぎ”の水揚げが少なめです…

 秋の訪れとともに漁の様子も秋・冬へと移り変わって来ました。
 今年の夏は「夏の沖島 平成29年・夏の話題」として“うろり漁は例年並み以上の水揚げが期待…”とご紹介していたように「うろり漁」は期待した以上の豊漁となりました。昨年が極端な不漁だったことから驚きとともに改めて琵琶湖の漁は予測がつかないことを実感させられた夏でした。
 そのうろり漁や小アユ漁が終わり、秋の漁への移り変わりを告げる
“わかさぎ漁”は昨年に続き不漁で、現時点(10月中旬頃)でほとんど水揚げがない状態です。魚のサイズとしては大きなものが獲れるのですが、今後の見通しとして不漁の傾向が強いのでは…と言われています。


“本もろこ若煮”
というのは・・・一般的に豊漁になる年には、漁が始まった当初は魚のサイズが小さく、徐々に大きく成長したものが獲れるようになると言われているからです。これは個体数が多いことから餌の取り合いとなり、成長が緩やかになるためと考えられています。逆に当初から大きなサイズのものが獲れるということは、個体数が少ないため餌が豊富で成長が早くなっていると考えられているのです。このようなことから推測しても、この先わかさぎの水揚げが増えることは期待しずらい状況といえます。
 “ホンモロコ”は刺し網漁でサイズの大きめのものが獲れたもの、数が少ない状況でしたが、沖曳き漁になった頃から小ぶりのものが獲れるようになり水揚げも増えてきました。
また、11月に入った頃から“イサザ”が網に入ってくるようになりました。“イサザ”は、琵琶湖固有種で成魚は全長5〜8cmくらいになり、下あごが上あごより出ていてハゼに似た姿をしています。7〜8年くらいの周期で漁獲量が変動し、獲れ始めた年から2年くらいで再び姿を消してしまいます。平成26年の秋に10年ぶりの豊漁となって以来、年々水揚げは減少してきているものの、姿を見せてくれています。今年は3年目になりますが、少しずつ網に入ってきていることから昨年並みの水揚げは期待できそうです。そのほか“スジエビ”も増えてきて、例年並みの水揚げが見込めそうです。また、小アユ、ビワマスは産卵保護のため、禁漁期間となっています

“琵琶湖固有種「イサザ」”
 秋から冬にかけて、琵琶湖の漁は難しくなっていきます。琵琶湖固有種の特徴として水温が一定であることを好むため、この時期は水深の浅いところから深いところに移動し、漁のポイントが絞りづらくなること、また悪天候などによる状況判断の難しさなどにより水揚げを確保していくことは容易ではありません。しかしながら、秋から冬に獲れる湖魚は子持ちになるなど格別な味わいを楽しませてくれます。この琵琶湖の恵みに感謝するとともに、少しでも多くの方に味わっていただければ・・・幸いです。

★“本もろこ若煮”“本もろこ南蛮酢漬け”は通信販売でお買い求めいただけます。
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 新物“漁師の鮒ずし”11月中旬頃 販売開始予定♪

 お待たせ致しました。今年も夏に漬け込んだ“鮒ずし”が食べ頃を迎えます。
 沖島漁協では、今年も“漁師の鮒ずし”として11月中旬頃から販売を開始する予定です。今年の鮒は、少し大きめのものもありましたが、全般的に大きさは標準的で、たっぷりの卵を持った卵の持ち方の良いものが多かったので、出来上がりも楽しみです。
 毎年「沖島の鮒ずしは食べやすい♪」と大変ご好評をいただいており、価格もお求めやすくなっております。ぜひ、ご賞味くださいませ。
 また、販売する“鮒ずし”は「ふなずし手作り講習会」で行われている方法と同じ方法で、漬け込んだものです。「ふなずし手作り講習会に参加してみたいけど、どんなものができるの・・・?」とお考えの方、ぜひ、この機会にお試しください。
 また、漁協婦人部“湖島婦貴の会”でも
“沖島の鮒ずし”として鮒ずしの販売を行っております。こちらの鮒ずしは、講習会の方法ではなく昔から沖島の家庭で受け継がれてきた方法で漬け込んだものです。こちらもぜひご賞味くださいませ。
※ 現在、販売している「鮒ずし」は昨年の秋(H28)に樽だししたものです。

★沖島漁協“漁師の鮒ずし”についての詳細はこちらから・・・
★湖島婦貴の会“沖島の鮒ずし”についての詳細はこちらから・・・
※ ご購入いただいた“ふなずし”は、冷凍保存していただくと発酵が進まないため、酸味が増すことなくまろやかな状態のまま召し上がっていただけます。



 今年の“沖島の紅葉”は…♪

 沖島の紅葉は、対岸より遅めに始まり、だいたい11月中旬頃から見頃を迎えます。今年も10月中旬頃からの気温の様子から、11月中旬頃から見頃を迎えるのではないでしょうか♪
 沖島漁港の桜並木、島の西側「桜のトンネル」から色づき始め、島内や山間の広葉樹へと紅葉していきます。沖島の紅葉は琵琶湖の水温の変化にも左右されるため、毎年、色づき方や時期も違ってきます。今年は、どんな紅葉を楽しませてくれるのでしょうか・・・♪
 今年の紅葉の様子は後日、ご紹介させていただきます。
※ 写真は昨年(H28.11.17撮影)の紅葉の様子です。
 
 今年の“沖島の紅葉”です♪

 今年の紅葉も例年のように11月中旬頃から見頃となりました。季節はずれ(10月下旬)の台風の影響で、沖島漁港周辺の桜並木や島の西側「桜のトンネル」の桜は色づく前に葉が落ちてしまったため、少し寂しい感じでしたが、瀛津島神社の紅葉は、工事中のブルーシートもなくなり静けさの中にも映える鮮やかな紅葉を見せてくれました。(撮影日 H29.11.16 )

 
※ 今年の紅葉の様子は『沖島紅葉アルバム』でご紹介しております。

 沖島訪問・“8つのお願い”です


 堀切港の桟橋入り口に『沖島訪問・8つのお願い』というパネルが設置されています。
 年々、沖島を訪れる観光客の方が増え、島の活性化へつながる喜びとともに島民の生活への影響も出てきております。
 沖島は
『日本の淡水湖に浮かぶ唯一“暮らしのある島”』です。ご来島の際には、ぜひ一度、足を止めてご覧いただければ幸いです。


 ここからは、例年の“秋の沖島”の様子をご紹介しております 
 

◆ 紅

  10月後半から11月中旬にかけて、沖島の山々も色彩豊かに彩られます。その中から絶景ポイントをご紹介いたします。
 ※ 写真はH21年11月中旬に撮影したものです。
◇ 瀛津島神社(おきつしまじんじゃ)


 紅葉に彩られた“瀛津島神社(おきつしまじんじゃ)”は、厳かな中にも温かみがあり、趣き深いものがあります。


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                     風景写真  
◇ ケンケン山(見景山)


 ケンケン山に登っていく途中の紅葉も美しく、また、「お花見広場」からは、比良山系・比叡山が望めます。


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                    風景写真
◇ ホオジロ広場


 ケンケン山「お花見広場」から山道を暫く歩くと“ホオジロ広場”に到着します。
 ホオジロ広場からは、沖島の西側を展望することができます。

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                    風景写真
◇ 蓬莱山の頂上


 沖島で一番標高の高い蓬莱山の頂上からは、琵琶湖を見下ろすことができ、また湖東の景色を一望することができます。 ここから見る対岸の風景は評判です。



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                    風景写真
◆ 秋の行事  
◇ 秋祭り

 毎年9月下旬から10月初旬頃に、さまざまな収穫に感謝をし“瀛津島神社”、“弁財天(厳島神社)”で行われます。
 昔から、秋の収穫期にあたる頃に行われるため、春より簡素な形で行われてきました。現在では、「子供みこし」も催されるなど、内容は昔と様変わりしたところもありますが、感謝する気持ちは受け継がれています。
 また、“弁財天”では、お祭りの前日、夕方頃から船で、神主さんとともに氏子、その子供達がお供えにお赤飯を持って参拝する風習があります。参拝後、お供えしたお赤飯で“おにぎり”を作ってもらって頂きます。島の子供達の秋祭りの楽しみのひとつです。この風習は今でも大切に受け継がれています。
                 
◇ 先覚者の法要
 
 昭和27年(1952)、沖島漁協に功績のあった方々を称え、“沖島先覚者碑”が建立されました。毎年、秋祭りの初日に先覚者の方々に感謝をし、ここで法要が営まれます。

◇ 島の運動会

 毎年、沖島小学校と合同で行います。世代を超えて楽しめるイベントです。
◇ 魚貝類の虫供養

 毎年、“先覚者の法要”と同日に漁に感謝をし、獲った魚貝類を供養するために行われます。
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